週末ユーロステップ

川崎ブースターがBリーグ/高校/大学など、日本のバスケについて書いていきます

学生バスケのすすめ

皆さんこんばんは、TAMAIと申します。

 

12/6にスタートしたこのブログですが、3PVぐらいかなとの予想に反して多くの方に読んで頂けていたようで、とても嬉しく感じています。

 

お読み頂いた方々、またコメント・RT・いいねをくださった方々、こんな自己満ブログに貴重なお時間を割いて頂きありがとうございます。よろしければ引き続きお付き合いください。

 

さて、Bリーグでは各地でレギュラーシーズンの熱戦が繰り広げられる今日この頃、少し前になりますが僕は12/10~16の期間に開催された大学バスケ「インカレ」の観戦に夢中になっていました。この期間はインカレ絡みのツイートが多く興味の無い方にはご迷惑をお掛けしましたが、普段から学バス系もツイートする僕はとどろきアリーナやその他諸々の場所でお会いする方からこんな質問を頻繁に頂きます。

 

「学バスって楽しいんですか??」

 

まあ頻繁にと言いつつ頂いた記憶があるのはせいぜいおひとりなんですが(僕は友達が少ない)、そしてもちろんその問いに対する僕の答えはYESなんですが、今日は具体的にどんな魅力があるのかを書いていきながら、最後に少しだけ今年のインカレの振り返りができればと思います。なので今回一番プレゼンをしたいお相手は、「現状はBリーグオンリーだけど学生バスケにも少し興味がある」なんてお考えの方です。ちなみにボリュームの関係で今回は大学バスケのみにフォーカスしていきます。しかしながら大会を終えて既に10日以上が経過し、なんなら高校バスケの祭典・ウインターカップが盛り上がっているこのタイミングで大学バスケの話って正直どうなの…という感じなのでお時間がある時に適当に読んで頂く程度で十分です。

 

さあ、ということで今日のアジェンダはこちらでございます。

 

1.大学バスケのスケジュール

2.こんな魅力、感じています

3.今年のインカレの振り返り

 

※前回に続き選手名は全て敬称略にて表記しております


1.大学バスケのスケジュール

普段Bリーグを観戦されている方はご存じかと思いますが、Bリーグはだいたい10月~4月までがレギュラーシーズンでその後5月にCSや入れ替え戦と、代表戦やオールスターでのブレイクを除き基本はノンストップで進んでいきます。一方で大学は4~12月の期間にメインとなる4つの大会があり、簡単にまとめるとこんな感じになります。

 

※カッコ内は2018年の開催期間

・トーナメント(4~5月)

・新人戦(5~6月)

・リーグ戦(8~11月)

・インカレ(12月)

 

シーズンの開幕戦的な位置付けで100校近い大学が出場する春のトーナメント、1~2年生のみのエントリーで戦う新人戦、運や勢いだけでは勝ち切れない「本当に強いチーム」を決める秋のリーグ戦、1年の総決算となる冬のインカレという感じです。新人戦以外の3つで大学バスケの三大タイトル(三冠)と言われていたりもします。

 

2.こんな魅力、感じています

・未来のBリーガーの巣窟

現状日本のバスケは野球やサッカーと違い、大学卒業後にトップリーグへ進むという流れがサイレントマジョリティーとなっています(もちろん高卒の選手もいます)。また特に関東圏の大学は全国的に見ても強豪校が多いため、ひとまず関東の大学バスケを追っていれば、数年後にはその上位層の選手達がBリーグを賑わせているはずです。その中で例えば「同じ大学出身のマッチアップ」や「世代が近く高校・大学では何度も対戦してきたが、Bではチームメイト(篠山&辻&長谷川など)」なんかを発見し、違った視点で試合を楽しむことができます。加えて最近タイムラインで見かける特別指定選手加入のお知らせなどで一喜一憂できるのも、ある意味学生バスケが好きな方の特権とも言えるのではないかと思います。

 

・声で楽しめる、そしてコスパ最高

大学バスケの会場はBリーグのそれと違い、BGMがずっと流れていて時には大き過ぎるなと感じるようなことが一切なく、スタンドの応援もまばらだったりするためコート上やベンチの声がかなり鮮明に聞こえてきます(座席にもよりますが)。

 

12/14の観戦後にこんな内容のツイートをしましたが、他にも例えばスイッチや早稲田のアイス(オンボールスクリーンに対する守り方)など、とにかく選手間やベンチも含めたコミュニケーションを声で認知することができます。

また入場料は1,000〜3,000円で多いと1日5〜6試合観戦することができるので、もはやこれは説明不要レベルでコスパは大変良好でございます。

 

・とにかく熱い(語彙力)

これは大学バスケに限ったお話ではないかと思いますが、学生スポーツで感じることができるひたむきさや「負けたら終わり」の刹那的な何かが会場全体を熱くさせる、そんな場面を目の前で見ることができます。また特にインカレは順位決定戦こそあれ4年生にとっては「負け=引退」ですので、その要素がより際立つ大会となっています。インカレの期間中、タイムラインにこんなツイートが流れてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。。。

 

 

涙を拭いながらフリースローを打つ選手、試合終盤に出番を得た相手チームの4年生に心意気を見せる選手…特に2つ目の青学ー早稲田の5位決定戦では、戸田がフリースローを決めた後に青学のベンチメンバーが早稲田ベンチに向かって一礼し、また廣瀬HCが「ごめん、ありがとう」と両手を合わせる場面等も配信で確認することができました。


そしてもう7年も前になりますがせっかくなので、青山学院時代の辻直人の仲間思いな一面も簡単にご紹介致します。


青学大 vs 東海大 4Q (Final - インカレ2011)

この動画の15:20辺り、東海のファウルゲームが想定される場面で#14辻がそこまで出番のなかった#6織田を呼び何か声を掛けているように見えます。この2選手はどちらも4年生のため勝っても負けてもこのインカレ決勝が学生としては最後の試合になりますが、辻は織田に得点を取らせたいという思いからレシーバーを任せます。そして辻に背中を押され想定通りファウルを受けた織田は(1本目は外しましたが)2本目のフリースローを見事成功…ベンチの比江島や張本も歓喜というお話です。

ちなみにこのインカレ2011男子決勝は比江島を除いてもスタート10人中7人が現役B1戦士なので、大学バスケが未来のBリーガーの巣窟という表現も少しはご納得頂けるのではないかなと思います。…たださらに日本代表常連メンバーが4~5人いることなんかも考慮すると、この2011決勝はレベル的に少々ぶっ飛んでいたのかもしれません。

 

3.今年のインカレの振り返り

最後になりますが今年のインカレの簡単な振り返りと来年の展望も少し…に先立ってまずベスト4の順位はこんな感じでした。

 

優勝  東海大

準優勝 専修大

3位  日本大

4位  筑波大

 

第一シードの東海が割と盤石の強さでリーグ戦との二冠を達成しましたが、むしろ彼らの時代は来年以降と予想している方も多いのではないでしょうか。と言うのも東海はスタメンやバックアップメンバー等主力のほとんどが3年生以下だったため、来年も同等以上の強さを保ち戦うことができる状況にあります。ただその主力が残るというお話だけなら実は専修や筑波も同じようなことが言えるんですが、それに加え東海は圧倒的な選手層の厚さを誇っています。

 ※左から八村阿連/伊藤領/坂本聖芽/大倉颯太

 

正直このツイートの例えは若干言い過ぎた感もあるんですが笑、来年は最上級生に平岩・笹倉・寺嶋、3年生に西田・津屋とタレントが揃い、これから黄金期の2年生が台頭してくることを考えると…東海の王朝建立も十分現実的かなぁと思います。

また個人的に打倒東海の最有力候補としては筑波、次点で専修、あとは新人戦準優勝&インカレで筑波と2点差の熱戦を繰り広げた日体大も台風の目というか面白い存在になりそうな予感がしています。

 

以上でございます。読み苦しく稚拙な文章で長々と書いてしまい大変恐縮ですが、また春には学生バスケの新たなシーズンが開幕します。Bリーグのオフ期間と重なる大会等もありますので、万が一この記事を読んで大学バスケの観戦に行ってみたいと思ってくださる方がいらっしゃったら、ぜひ一度会場に足を運んで頂ければと思います。

 

次回は「川崎・バスケIQ向上委員会(仮)」を予定しています…今回真面目に書き過ぎたのでもう少し砕けた感じにできればなと思います。よろしければお付き合いください!

最後までお読み頂きありがとうございました。